うつ病で障害厚生年金3級から2級への額改定事例
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.12.11
当事務所で申請した障害年金事例
いままでの25年間の障害年金申請事例を解説してみます。
皆様が実際に申請する時に参考にしていただければ幸いです。
また困ったことあれば、当事務所までお問合せいただければお答えしていきます。
うつ病で障害厚生年金3級から2級への額改定申請も得意としています。
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申請事例27:障害厚生年金3級から2級への額改定事例
クレプトマニアの治療をしていた方が、抑うつ気分、意欲低下、不安などが出現し、働くことが困難になってしまいました。
いくつか病院を転医して治療をしていたが、現在のメンタルクリニックでうつ病の診断となりました。
令和4年頃に障害年金の申請をして、障害厚生年金3級になりました。
それから2年ほど経って、なかなか就職もできず、家にこもってしまうことが多くなり、2級への額改定の申請を愛知労務に依頼することになりました。
ADHDの傾向が強い方で、仕事も落ち着きがなくいくつも転職をしていました。
診断書を主治医の先生に書いてもらうために、日常生活における障害の影響などを書面で本人にかいてもらいました。
主治医の先生は、障害年金をもらわずに働いて自活して欲しい、という考えでした。
本人とご家族の方が、先生にお話しをして障害年金をもらいながら、仕事に就く努力をすることをお約束して「診断書」を証明してもらう運びとなりました。
お金の管理と薬の管理が自分一人ではできなく、母親が管理をしていました。
仕事は、簡単なことでも覚えられず、やれないことで職場にいづらくなって何社も転職してしまいました。
額改定の申請をしました。
額改定の申請をしたあところ、1か月経って日本年金機構の本部から年金事務所経由で「日常生活及び就労に関する状況について(照会)」の問い合わせがありました。
幸いなことに、この書類は主治医の先生に診断書を書いてもらう前に本人に書いてもらっていました。
その用紙をそのまま、年金事務所に提出しました。
結果
照会の用紙を提出して1か月ほどで障害厚生年金2級(支給額変更通知書)が本人のところに届きました。
本人は、障害者枠で就職を探していますが、なかなか就職できない状態です。
障害厚生年金2級の認定が取れたことで、生活費の方は両親に頼らずに生活できるようになりました。

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